農業では驚くほどたくさんの道具を使います。
その多くは市販品を購入するのですが、なかなかピッタリの物が見つからない、
という場合もよくあります。

そんな時は少し工夫することで、各段に使いやすくなります。
また、市販品も見つからない場合はDIYで作ることもあります。
ということで、最近作ったものなどご紹介したいと思います!

まずひとつ目、エプロンをカスタマイズして「草刈り用サロペット」を作りました。
市販の防水エプロンの裾を延長し、後ろにバックルを取り付けて、
カチッと簡単に着脱できるようにしました。

実際に草刈りをしたところ。どうでしょう??
飛び散った草を防ぐことが出来ました!^^
私は裁縫が苦手なのですが(^^;)、悪くない出来になったかなと思います。

似たような商品も売られていますが、
自分にとって使いやすくするには、やはりカスタマイズが一番なんですよね。

こちらは重~い農機具を軽トラの荷台から直接置くための棚です。
数十kgの農機具や荷物の積み下ろしが頻繁に発生するのですが、
その度に膝や腰が心配になるのです(^^;)

軽トラの荷台の高さに合わせた棚があれば積み下ろしが楽になる、という園主のアイデアでした。
棚には頑丈なパレットを使用して、つくる際の簡単さと強度を確保しています。

実際に積み下ろしが楽に出来るようになり、体の負担も減って嬉しいです。

最後にご紹介するのは「摘粒鋏」です。
果樹栽培をしていると、たくさんの鋏を使います。
多くの場合、購入した鋏をそのまま使うのではなく、刃先を調整して使っています。

上の鋏は私が2年ほど使っている物で、下は新品です。
私の鋏はぶどうの粒を抜く「摘粒」という作業に使いやすいように、刃先を細く加工してあります。
同様に剪定鋏や鎌なども、それぞれの作業に適した形に加工します。

このようにすると、道具は劇的に使いやすくなり愛着も湧いてきます。
一方で、壊れたり無くしてしまった時のダメージはとても大きいのですが…(^^;)

今回は道具のカスタマイズについて紹介してみました^^