あかつき桃の栽培の様子をご紹介します。「白桃」と「白鳳」という2大品種を掛け合わせて生まれた《あかつき》。当園では、例年7月中旬よりご注文受付開始、8月上旬に収穫出荷しています。
あかつき桃ができるまで
2月~3月|剪定(せんてい)
果樹の栽培は剪定からはじまります。2~3月の間に枝を整理して、開花に備えます。
3月下旬|摘蕾(てきらい)
植物は花を咲かせる時にたくさんのエネルギーを使います。まだ蕾のうちに数を減らしてあげることで、残った果実が甘く大きく育ちます。
4月上旬|開花
桜から少し遅れて開花します。桜の花より大きめで、ふんわりとした優しい花びらです。春の訪れを感じます。
4月中旬|結実(けつじつ)
花が散ると、小さな桃が確認出来るようになります。「あぁ、今年も実がついてくれた」とホッとする瞬間です。結実を確認したら、少しずつ摘果を始めます。
5月|摘果(てきか)
春先に摘雷を行いますが、まだまだ実がたくさんついています。生育に合わせて「予備摘果」と「本摘果」を複数回に分けて行います。おいしくなってね、と気持ちを込めて^^
5月下旬|袋掛け
摘果が終わったら「袋掛け」。本来「あかつき」は、袋掛けが不要な品種ですが、背後が森という立地なため、たくさんの虫や動物に狙われています。そんなわけで、袋掛けを行っています。
7月初旬|着色
7月に入ると実が大きく成長し、少しずつ色付いて来ます。
8月初旬|収穫
8月初旬、いよいよ収穫期を迎えます。園内は桃の甘くさわやかな香りに包まれています。
8月初旬|お届け
収穫時期は時間との勝負!早朝に収穫し、夕方までに荷造りをして送り出します。もぎたての桃はハリあって輝いて見えます。デリケートなので、慎重に梱包してお届けします。
晩秋|お礼肥(おれいごえ)
収穫が終わり、晩秋になると「お礼肥」を撒きます。今年もたくさんの桃を実らせてくれてありがとう。そして、来年もよろしくお願いします。そんな気持ちを込めて。