なぜだか私は花よりも蕾が気になってしまいます。
考えてみると、どんな花を咲かせるのかという未知の部分に、
好奇心を掻き立てられるのかもしれません。

そして毎年同じように、蕾の写真を撮ってしまいます。
今年ももれなく撮っていましたので(笑)
解説も少し交えながらご紹介したいと思います。

4/2 あかつき桃

まずは桃。花と葉がほぼ同時に出てくるタイプです。
少しだけ花の方が早いかな?
写真くらいになったら「摘蕾」という作業をして、蕾を減らしてあげる。

4/15 りんご

続いてりんご。
りんごはあまり詳しくないのですが、
ひとつの場所から蕾がいくつか束になって出てきて、
その姿がとても可愛いらしい。

5/18 ぶどう

5月に入ってぶどう。
先に枝を伸ばし、葉っぱも何枚か出たところで花芽が出てくるタイプ。
時々花芽を持ってない場合もあります。6月上旬頃に開花します。

5/23 柿

柿もぶどうのように先に枝を伸ばして、花芽が出てくるタイプ。
花芽を持っていない枝も結構あります。
樹によって、花芽が猛烈に多かったり、ほとんどなかったり、
柿は極端に違いが出ます。
花芽が多すぎる場合は、摘蕾か摘果をしてあげると良いです。

果樹農家になって興味深かったのは、
枝や花がどのタイミングで出てくるかという事です。

栽培に関わる前は、全く考えたことがなかったので、
すごくおもしろく感じました。

そんな視点で植物を観察してみると、
また新たな発見があるかもしれません。